煽り運転をする加害者には、屈折した心理が潜んでいる気がしてなりません。
なぜ加害者は煽り運転を繰り返すのか?
煽り運転をする加害者は、一度だけの行為ではありません。
何度も繰り返す常習犯が多いです。
では、なぜ煽り運転を繰り返すのか。
そこには、加害者の身勝手な心理が起因しています。
ハンドルを握ると人が変わる(心理の肥大化)
例えば、ハンドルを握ると、人が変わるドライバーもいます。
「車は擬人化する」とも言われたりしますが、大きい車を乗ると、ドライバー自身も気が大きくなりやすいのです。
特に大型車を乗るドライバーに多いのが、ドライバー自身の気も大きくなり、身勝手な荒い運転になりやすいことです。
そのようなドライバーほど、車の値段や大きさで、相手を判断しがちです。
自分の運転が上手いと思い込む
また、煽り運転をする加害者は、「自分の運転が上手い」と思い込むひとも少なくありません。
自分の運転技術を過信しているがゆえに、相手の被害者に対して、見下したような思考や行為を行います。
しかし、本当に運転技術があるドライバーならば、相手への配慮も怠らずに、安全な運転ができるはずです。
「煽られて当然」という身勝手心理
また、煽り運転加害者ほど、「被害者は煽られて当たり前」と考えがちです。
自身の非ではなく、相手の非ばかりを主張したがり、加害者であるにも関わらず、「自身の正当性」を主張しがちです。
このような考えですから、煽り運転をするドライバーの多くは、自分の過ちを認めたがりませんし、反省もしません。
だからこそ、自分が悪いとは一切思わず、煽り運転を繰り返すのです。
歪んだ報復行為
また、煽り運転加害者は、報復行為をしようとしがちです。
たとえ相手が自転車であっても、加害者にとって感情的になるような起因が生じると、相手に対しての危険も顧みず、悪質な危険運転を行います。
このような悪質ドライバーは、加害者に何かしらの危害を加えないと気が済まない、精神的にも運転気質的にも、大いに問題のあるドライバーです。
このようなドライバーは、いつ大きな事故を起こすかわかりません。
もし今まで事故を起こさなかったとしても、重大事故を起こしうる危険人物であることに、揺るぎないでしょう。
「相手は何もしてこない」という思い込み
さらに、煽り運転をするような加害者は、「被害者である相手は何もしてこない」と高をくくっていることが多いです。
「何もしてこない、自分は車に乗っているので匿名性が高い」と思い込んでいるからこそ、平気で危険運転を行います。
しかし、今はドラレコもありますし、車のナンバーを抑えれば、簡単に警察へ通報できてしまう時代です。
意味不明なプライド・見栄
また、悪質な運転を行うドライバーほど、変なプライドや見栄が潜んでいます。
相手に対して見下すような関係性を抱きがちで、車の車種や値段、大きさによって、勝手なヒエラルキーを抱きがちです。
このようなドライバーほど、些細なことで「侮辱された」「見下された」と憎悪を抱きやすく、それが怒りという感情を抱き、危険運転へと発展していきます。
社会的コンプレックス(ストレス発散)
個人的には、このようなドライバーには、「社会的なコンプレックスも大きのではないか」と考えます。
社会的、経済的に大きなコンプレックスがあり、ストレス発散のためにも、危険運転をあえて行うようなことがあるのかもしれません。
もし、精神的にも余裕がある人間であれば、あえて相手の危険に陥れるような運転はしないはずです。
本当の意味で、自分に余裕がなく、勝手に見えない恐怖やストレス、劣等感を抱いているからこそ、相手に危害を与えるのです。
屈折した心理が悪質ドライバーに潜む
このように、煽り運転のような非常に危険な運転を行うドライバーには、かなり屈折した心理、危険な精神状態が潜んでいると考えます。
本来であれば、そのような精神状態を保つ悪質ドライバーは、ハンドルを握るべきではありません。
しかし、客観的には判断しにくいので、危険行為や事故が発生しないと、表に現れにくい問題なのです。
ですから、ドライバーの中には、このような大きく屈折した危険心理を保つドライバーがいることを、我々は知っておくべきです。
そして、煽り運転など危険な運転に遭遇した場合は、冷静に対処を行うことが大切です。
【身勝手心理】煽り運転加害者は警察へ通報されないと思っている!
世の中には、善良な精神、冷静な判断ができる人間やドライバーだけではないことを、肝に命じて、注意しながら日々の交通生活を送る必要があります。
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