「UberEats配達員は開業届出した方がいいの?」という方のために、UberEats配達員の開業届について、詳しくご紹介します。
開業届は難しいの?一人で出来るの?
まず、開業届は決して難しくありません。
士業(税理士、中小企業診断士、行政書士など)に頼まなくとも、あなたひとりで簡単に届け出ができます。
開業届けの提出方法
それでは、早速ですが開業届の提出方法について、詳しく説明しましょう。
開業届の提出先
まず、開業届の提出先は、納税地を管轄する税務署です。
管轄の税務署がどこなのかわからない方は、下記の国税庁HPより調べることができます。
今住んでいる家を事務所代わりにするならば、自宅の郵便番号か、市区町村を打ち込めば、管轄の税務署がわかります。
郵送・インターネットでも提出OK
開業届は、税務署の窓口へ直接持っていく方法以外にも、郵送やインターネットでの提出も可能です。
税務署の開庁時間は、平日の8時30分から17時までなので、平日忙しい方は、郵送やインターネット(e-Tax)での転出が便利です。
郵送やインターネットでの開業届提出については、下記のサイトをご参考ください。
窓口ならその場で聞ける
ただ、窓口での直接提出ならば、記入漏れがあっても、その場で聞けるメリットがあります。
わからないところもすぐに教えてくれるので、もしお時間がある方は、直接窓口で開業届を提出するのもいいでしょう。
開業届の提出期限
なお、開業届の提出期限は、事業を開始した日から1ヶ月以内の提出が必要です。
ただし、もし期限を過ぎてしまっても、開業届を提出することはできます。
また、開業届を出さなかったからといって、特に罰則もありません。
開業届にかかる費用は?
開業届の提出の際にかかる費用は特にありません。
手数料など一切かからずに、開業届を出すことができます。
開業届に必要なもの(準備するもの)
開業届に必要なものは、下記になります。
- 個人事業の開業届出・廃業届出書
- 印鑑
- 個人番号(マイナンバー)
- 屋号
- 本人確認書類
注意すべきことは、マイナンバーを記載するので、あらかじめ把握しておきましょう。
また、屋号の記入欄もあるので、あらかじめ屋号も決めておきましょう。
印鑑は、シャチハタ以外のハンコならば、認印や三文判でもOKです。
そのほかに、本人確認書類(免許証など)も忘れずに。
開業届にはどのくらい時間がかかるの?
開業届に関しては、本当にすぐ終わります。
特に記入漏れなどなければ、5分程度で終わるでしょう。
開業届けは何時まで対応しているの?
窓口での提出の場合は、平日8時30分から17時までです。
ただし、税務署の閉庁日(土・日曜日・祝日等)は、受付を行っておりませんが、送付又は税務署の時間外収受箱に投函することにより、提出することができます。
開業届の書き方
それでは、ここからは開業届の詳しい書き方をお伝えします。
まずこちらが、国税庁HPからもダウンロード・印刷できる、個人事業の開業・廃業等届出書のフォーマットです。
個人事業の開業・廃業等届出書(提出用・控用)(PDF/746KB)
これより詳しく書き方をご説明します。
このように、住所・氏名・生年月日・職業・屋号を記載する欄があるので、記入していきます。
なお、職業はUberEats配達員ならば「配送業」でいいと思います。
次に、開業にチェック、設立登記に開業日を記載します。
また、「青色申告承認申請」に有でチェック、消費税に関しては無でチェック。
事業の概要は、「UberEatsなどのフードデリバリー業務(お店から注文者への商品配達)」というような記載で構いません。
以上で、開業届の記載は完了です。
とても簡単なことが、おわかりいただけるでしょう。
開業届と一緒に提出した方がいいもの「青色申告承認申請書」
また、開業届と一緒に提出した方がいいものがあります。
それが、「青色申告承認申請書」です。
これを提出することで、最高65万円の青色申告特別控除が受けられます。
青色申告特別控除を受けたいならば、開業届と同時に、「青色申告承認申請書」も提出しましょう。
開業届を出さないと青色申告できない
なお、開業届を提出しないと、青色申告は選択できません。
ですから、青色申告したいのであれば、開業届を提出する必要があります。
「青色申告承認申請書」の提出期限
ちなみに、「青色申告承認申請書」の提出期限は、1月15日までなら同年の3月15日、1月16日以降なら事業開始から2カ月以内となっており、提出期限が短いので、開業届と同時に提出した方が、提出忘れもないので、おすすめですし、多くの方がそうしています。
開業届をした方がいいひととは?
開業届を出した方がいい方は、やはりUberEats配達員としてある程度収入があり、青色申告特別控除を受けられたい方です。
特に専業で配達をしている方は、開業届と青色申告承認申請書を提出した方がいいでしょう。
副業のひとも開業届けを出した方がいいの?
また、副業の方であっても、UberEats配達員の仕事である程度収入があるのであれば、青色申告特別控除を受けるためにも、開業届と青色申告承認申請書を提出した方がいいでしょう。
失業保険中に開業届を出してもいいの?
なお、失業保険中の方は、開業届を提出すると、会社を辞めても自営業者である事実は残るため、たとえ収入が少なくても失業手当を受けられません。
事業主と見なされ、失業保険が適応できなくなるので、慎重に判断した方がいいでしょう。
家族の扶養に入ってても開業届を出すべき?
扶養と開業は関係がありませんので、扶養に入っていても開業届けは提出できます。
ただし、どれだけUberEats配達員で稼いだかで、扶養から外れてしまう可能性がありますので、事前によく確認しておきましょう。
アルバイトの掛け持ちでも開業届を出すべき?
アルバイトの掛け持ちであっても、開業届の提出は問題ありません。
実際に、本業が軌道に乗るまで、アルバイトで副収入を得ている方は少なくありません。
開業届は簡単に出来ます!
以上のように、UberEats配達員も開業届けは簡単にできます。
専業の方、副業でもある程度稼いでいる方は、ぜひ開業届と青色申告承認申請書を同時に提出して、確定申告を行い、青色申告特別控除を受けましょう!
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